2011年7月28日木曜日

INefficiency

こんばんワニ。




以前おねずにやられて家を建て直すことになった人の家の話を書きましたが、これがおうちを建てなおすお兄ちゃんたちです。日本のとび職っぽさはなし。

といっても、なんだか家を建てるのにいい月があるそうで、その月(たぶんタミル暦)が始まる8月半ばになるまでは家を取り壊すこともしないんだそう。

ということで、現在は増築する部分の掃除とか、建てるのに必要なもの(レンガとか、セメントに使う?砂とか)を家の周りに準備したりといった段階です。

で、この写真。

この日お兄ちゃんたちが来てまず家の周りのごみを焼き払いました。この写真は、その次に家の前の通りにどさどさっと置かれた砂を10メートルくらい家に近いところに移動しているところなんですね。

最初からそっちに砂おろしてくれればよかったんじゃん???

この砂が運ばれてきたのはこの日の朝。トラックが来てざざーーーーーーっと砂を置いていったらしい。たかが10メートルのためにお兄ちゃんたちはこのお皿で何十往復もするハメになったわけです。

で、このムダっちゃムダな労働にもきちんとお金を払ってるわけで。

インドに限らず、いろんな国(途上国だけってわけじゃないと思う)を見ていると、efficiency(効率)がないなと思ってしまいます。ムダが多い。時間もお金もリソースもムダにしてる。機械化できるところをしてない。時間を気にしない。

せかせか日本人を30年近くやってると、こうしたムダが気になって仕方ないのです。

でもこちらに来て授業やセミナーを受けていると、たとえば機械化はヒトから仕事を奪ってしまうからダメなんて言う人もいるのです。いっぺん農業のセミナーで「日本の農耕機は農民から仕事を奪った」なんて言われて肩身のせまい思いをしたこともあるのよね。

踏み切りも人力手動だし
通帳記帳も人が印刷してるし
図書館の本は並び方にまるで決まりがないし(マネジメントの棚になんでイランの歴史の本がある?)
時間通りに何か起こることなんて皆無…に近い

これも文化かなって思うのだけど、こうしたことをちょっとずつでも直していけば経済効果あると思うんだけどね。

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こっちで使ってるノートってA4よりちょっと細長いノートで無地のやつなんだけど、講師が(無地の使う前)「なんで罫線ノートを使うの」とか「ページの周りにマージンを書きなさい、見づらいわ」とか言うからブチ切れ。

小学生じゃないんだからノートぐらい自分の好きなように使わせてくれ!

ホント、小学生なみ。講師のノートを手書きで写して、コンピュータのクラスで作った表を手書きでノートに書き写して、このノートを講師に見せなくてはいけない。で、講師がサインする。連絡帳かよ…。

そしてこの意味不明なマージン!!!!!!
紙の幅より2センチくらいちっちゃい四角を書き込まないといけないという決まり。

手書きの件といい、マージンといい、意味がさっぱりわからん!!!!!!

マージンの件はクラスメートが

Neatnessのために必要なのよ。インドでは、小学校から大学院までマージンが大事なの

Neatness(きちんとしてること、清潔感)が大事なら、パソコン使わせてくれ!!!

…と、憤慨してしまった水曜日でした。





 

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