2011年12月11日日曜日

Colorful Pilgrimage マニュアルネットバンキングとネット寺院チケット

こんばんワニ


リラックス土曜日。

朝おそーく起きて、「朝食時間」30分遅刻しても気にせずゆーっくり食べて、メイルチェックして、だらだら準備して、銀行(State Bank of India)へ。奨学金受け取りのため2つ目の口座開設したとこです。

Canara Bankはキャンパス内にあるのだけど、State Bank of India(SBI)はキャンパスの外、寮から歩いて20分くらいのところAmbathuraiにあるので、なるべく行かずに済ませたい。

ということで残高などチェックするためにネットバンキングを使いたいのだけど、これに申し込むのにもやっぱり銀行に行かなくちゃいけないという…なんて不便。ネットバンキングなんだからネットでやるよね、普通?笑 

申込書はネットでダウンロード(支店によっては申込書置いてるみたいだけど)、サインして支店に持っていく。ユーザーIDとパスワードは銀行が作成するので、ユーザーは自分の好みのものにあとで変更。しかしこのIDとパスをもらえるのも支店。。。即日交付だと何時間もかかるし、郵送してって言ったけど「支店で受け取るほうがいい」(「いい」ってどういう意味~?)とのことで、結局また行かなくちゃいけない。あぁぁぁぁ

しかも、申込みは口座を開設した支店じゃないと受け付けてくれません。ネットバンキング以外にも、「支店じゃないと受け付けてくれないコト」はたくさんあるみたい。州外から来てる子たちはかなり困ってます。

帰りにChinnalapattiに寄ってCeylon Bakeryのマフィン?カップケーキ?を買ってきました。



見た目マフィンなんだけど、上の部分にボリューム感がなくて「どっしり」した感じがないので気持ちカップケーキって感じかな笑 でもクルミが申し訳程度に入ってて、けっこうおいしい。

ずっとCeylon Bakeryってここが拠点なのかと思ってたけど、Dindigulにあるんだね。今度そっちにも行ってみようかな。

帰ってきてちょっとだけ昼寝と思って横になったら夕方まで起きませんでしたー。だらだらできるってなんて贅沢なんだろうと思う。社会人の皆さんゴメンナサイ。


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この時期になると、同じような格好をした人たちがわんさか出現します。黒のシャツ、黒のDhoti(男性が身につける巻きスカート状の布)、黒のスカーフを身につけた男性。青いDhotiの男性。サフランカラーのDhotiやシャツを着た男性。真っ赤でオレンジのラインが入ったサリーを身につけた女性。多くはtulsiという植物から作った(と思う…)ビーズのネックレスをつけています←これが結構ステキで、宗教関係なければ私も買いたいところです。

みんな特定の神様や寺院を崇める人たちなんですね。

(いつも写真を撮りたいと思うのだけどいろんなカラーを集合させることができないので断念)

黒もしくは濃紺を着ている男性はAyyappanという神様を崇拝する人たち。
サフラン、オレンジはMurugan神。

黒組はKeralaにあるSabarimalaのAyyappanの寺院を訪れます。このお寺、年に何度か入れる日があるのだけど、11月から12月にかけてのvrathamという時期にインドのあちこちから信仰する人たちが集まってきます。このお寺に行く前に、彼らは心身準備ということで、肉魚は食べない、アルコールタバコはやめる、ひげは剃らない髪は切らない、ののしったり悪口は言わない、夜のおつとめはナシ、など節制(?っていうのかな)な生活を送ります。

サフラン組はMurugan神を祭るお寺に行きます。有名なMurugan寺院が6つあるらしいので、人によって行く場所が違うのかも。その中でもPalaniは人気があるようです。お米や牛乳などをKavadiと呼ばれるミニおみこし?のようなものにのせて寺院まで運んでいきます。参考写真。交通機関使わないで歩いていくよーという熱心なMurugan信者は濃い緑を着るそうな。

で、赤組。先日友人Cに「赤いサリーの女の人たちはどこに行くんだっけ?」と聞いたら、「女性はSabarimalaに行けないから、代わりにChennaiの近くのナントカ寺院に行くのよ」と返答。そうそう、女性はSabarimalaに行けないんですよねー。

このサイトによりますと女性がSabarimalaに行けない理由は:

  1. 8キロに及ぶ寺院までのトレッキングは女性にはムリ(寺院は山の中)
  2. Ayyappanは未婚の神様なので女性を見たら独身ステータスが汚される(はぁ?)
  3. Vrathamはキビしい節制で女性にはムリ
  4. 女性が同じ巡礼ルートを通っていると男性がイカガわしいことを考えるのでよろしくない
  5. 女性が寺院に入ると秩序が乱される(はぁ?)
  6. 生理中の女性が巡礼に加わると野性の動物が寄ってきて他の巡礼者にメイワクをかける
  7. っていうか、神様は基本的に生理中の女性は「受け付けない」
まぁ、予想つくと思うけど、こんなルールがあると世の中のフェミニストは黙っていないわけですね。むかーしむかーしは女性もAyyappanの寺院に入ることが許されていたって話もあって、女性がSabarimalaに入れるようにするための運動やロビー活動が展開されているようです…。しかし近年もSabarimalaに入ろうとした女性たちが逮捕されてしまうなんてこともあり、まだまだこの高野山なルールは撤廃されてないようです。

生理中の女性は村にある普通のちーさいお寺の前を通ることすら許されません。これはどの神様にも関わらず、だと思う。厳しい(ブラーミン)の家庭では生理が始まって3日間はPooja roomに入ってはダメって言ったりするし。でも私はガイコクジンだから?信仰者じゃないから?許されちゃう。

そんな神様信仰しなければいいのに。と個人的には思うけど、そうはいかないのが信仰なのですねー。

ちなみに、Sabarimalaにはこの時期(おおよそ40日間)に4000万人の巡礼者が訪れます。1日あたり 100万人。新宿駅は1日340万人が利用してるそうなので日本人にとってはどうってことないと思うけど、ここは無秩序インドですので、混乱状態になるのは必須笑 

いろんな場所で列(があればの話だけど。列なんかなくてみんな窓口に密集してたりするから)に並んでて思うけど、あんまりこっちの人ってpersonal spaceを持たない気がする。もちろん相手が男性だったらスペース確保してくれるけど、女の人なんかサリーの下の立派なお腹がぎゅうっと私の背中に当たるくらい接近してくるもんね笑 で、すこーしだけ私が移動すると後ろの人も続く。っていうかさらに接近してくる。そんなこんなだから、男性オンリーのSabarimalaは押し合いへし合いなんだと想像してます。呼吸できるのかなってくらい。

泊まる場所や車やバイクで寺院の近くまで来る人たちは駐車スペースも必要。地元にとってはいい収入源なんだろうねー。あまりにも人がわんさか来るので警察導入して入場制限してて、インターネットで事前に入場チケット申し込んでくださいなんてこともやってます。ITが宗教にからんでくる、不思議な世の中になりました。

ネットバンキングの方ももっと便利にしてくだサイ






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