こんばんワニ。
足が筋肉痛。
そしてお腹がいっぱい…ヤバい。
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前回のポストの予告どおり、世界遺産を観にいってきました。
世界遺産と名のつくものはとりあえず行ってみたい自分。
と言っても自然遺産より文化遺産派だけどね。
インドの世界遺産は今までに
カルナータカのHampi
タミルナドゥのMahabalipuram
に行っています。
ElloraとAjantaは以前にもきいたことがあるからぜひ行ってみたくて、インターンシップをしているときに無理矢理予定を詰めこんでいったのでした…とてもステキだった。
他の遺跡なんてスタディツアーの関係で行くことになっただけで、行く前はきいたこともなかったんだよね汗 けど、本当に行ってよかったと心から思う。どちらも遺跡があちこちに点々とあり、広いところをまわるって感じでね。インドらしく、世界遺産なのにあまり整備されてないところも、なんていうか、まぁ、いいんじゃないと思う笑(Mahabalipuramの海岸沿いのお寺なんて潮風で傷みがはげしいらしいのに、なんかあんまり守ろうぜって感じがしません)
まぁ、この3ヶ所については詳細省くので、興味がある人はネットで読んでみてちょうだい。。。
あらっ!今見たら、ムンバイのCSTも世界遺産だったわ!忘れてた。Slumdog Millionaireで最後のダンスやる有名な駅ね。
で、昨日行ってきたのはタミルナドゥのThanjavur。チョーラ朝時代のお寺が世界遺産登録。これも聞いたことなかった笑
休みあったらどっか行くかな~と思ってたときに、「そういえばクラスメートのEの住んでるThanjavurってお寺が多いって教授が言ってたな。どんなところだろ」と古いLonely Planetをぱらぱらめくっていたときに、「せ、世界遺産じゃん!」と気がついたのでした。しかも、行こうと決めたのは今週になってからだしね。。。
で、行こうと決めたので計画を立てる。どうやら直接バスはこのあたりからないようなので、Dindigul→Trichy(は旧称、今はTiruchirappalliというのだけど通称いまだにトリッチー)→Thanjavurで行かなければならない。地図見た感じ3時間くらいで行けそうじゃん?じゃぁ、9時台に施設開放になると仮定して、6時に出たらオッケーかも。あれ、なぁんだ、Trichyにもでっかいお寺があるじゃん!じゃぁ、1日目Thanjavurをくまなく見て、Trichyに戻って1泊したら次の日Trichy観光もできちゃうかも。
…とは思ったけれど、バスで20分のところに行くだけでも許可が必要なこの大学。ひとりでどこかに泊まるなんて、許されなそう。。。しかも観光だし。
ということで、「この日はNilakottaiまで戻ってきます」と許可願いに書きつつ、泊まろうかなと思ったら泊まっちゃおうという作戦に出ることにする笑 クラスメートEの名前を現地ホストと書いたこともあり、許可はあっさりおりる。
でもぶっちゃけEは他の大学でも単位をとっていてテストが来週あるのを知ってたのでたぶん会えないだろうなくらいの感じでした。行き方はきいたけど。
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昨日、結局「10時台につけばいいか」と思って6時半まで出発せず。大学の入り口まで徒歩、バス待ち、バス乗車でDindigulバス停についたのは7時15分ほど。ラッキーなことに、ちょうどTrichy行きバスが出発するところ!駆け込んでチケット購入。40ルピーくらい。けっこう、高いな。。。いっつも1時間くらいで行けるところなら10ルピーちょいだけど…ってことは、4時間くらいかかるのか?汗
余談ですが。
私のブログを読んでくださる方はもう「フツーのバスにはACなんかついてない」ということをご存知だと思います。この窓、紫外線防止加工してるのかただの色つきなのかわからないけど、車種によっては黒いガラスだったりします。でも、ACないってことは雨が降らない限りこの窓も開けてないとダメなんですね。暑すぎる。ということは、開いた窓から入る紫外線とバトルなわけです。何がいいたいかと言うと、バスの座る位置、重要なんですよね。真昼なら関係ないけど、日が昇るときしずむときは窓側はヤバいくらい暑い。
なので、バスに長時間乗るときは、行く方向を考えて、たとえば朝なら東の窓側に座らないほうがいいですね。もちろん通路側ならカンケーないけど、どうせ長い時間バスに乗ってるんだったら景色みたいでしょ?
ということで私も昨日は進行方向が北だったのでバスの左側(西)に座りました。
Thanjavurに住んでいるEに「今日行くから、ヒマあったらランチでもしよ~」とSMSを送信。返事なし。
PitbullのPlanet PitをWalkmanでガンガンに流して気分をあげる。しかし…つかないな…うとうと。。。。
Trichy到着、約2時間半後の9時40分。
この時点で「3時間で着くだろう」予想はあっさり崩れる。
バスを飛び降りて「Thanjavurのバスどこですか」と聞くと、通常1時間半かかるそうなのだけどこれまたいいタイミングで「エクスプレス」が出発するところ。バス待ちゼロなんて、ついてる!
ここで、Eから着信と山のようなSMSがあったことに気がつく。「誰と来るの?」「いつ来るの?」「電話出て」「どうしたの?」…スミマセン。。。
なので「今日これから行くけど、勉強もあるだろうし、時間あったらでいいよ」と言ったのだけど
「テストまでまだ3日あるし、大丈夫。Thanjavurでのお休みを満喫できるようヘルプに行くから」とまぁ、なんといい子じゃないですか。←そんなに仲いいわけじゃないのに。。。
Thanjavur到着、1時間半後の11時15分。。。エクスプレスじゃないじゃんね。。。
Thanvjavurの観光スポットはぶっちゃけ二つしかないのですが、バス停の近くにどちらもあり、徒歩圏内です。しかし、私がおろされたのは郊外に作られたNew Bus Stand。遺跡に行くにはOld Bus Standに行かなくてはなりません。ということで、本日3本目のバス。ローカルバスに乗り込み、Old Bus Standまで移動。平日の昼とは思えないほど道が混んでいて、2.5キロなのだけどやたら時間がかかる。
でもEも実はThanjavurではなくバスで1時間離れたところに住んでいるので(そっからわざわざ来てくれる)、到着時間は結局同じくらいになりました。
まず朝ごはんろくに食べずに飛び出してきたので、お腹ペコペコの私。ランチをまずとることに。今までからみも少なかったEなので「勉強どう?」などいろいろ質問してみる。で、言いづらかったのだけど「今日Nilakottaiにこのあと行こうと思ってるから夕方には出ないとダメかな。けっこう時間かかるもんね…」と切り出すと、
「何言ってるの!今日は私んとこ泊まって!」
…ハイ?
「朝からずっとバスでしょう?今日中に帰るなんて疲れちゃってムリよ。明日の朝帰ればいいじゃない」
…実はこの時点でTrichy観光はまた別の機会にしようと思っていたし、移動5時間はやっぱし、ホントにキツかった。なので、お言葉に甘えて泊まってしまうことに。。。(人んち泊まるの苦手だったんだけど、最近克服したかもね。なんたって3ヶ月人んち寝泊りしてたし。。。)
そんな会話の中で、教授の言ったとおりThanjavurにはたくさんのお寺があり、総数6,000ということも知りました。マジか!!多すぎだろ。
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お昼の間は世界遺産のBrihadishwara Temple and Fortが閉まってしまうそうなので、まずはもうひとつの観光スポットThanjavur Royal Palace & Museumsに行くことに。実はこっちも、メインのパレス部分はランチ休憩あり笑
Lonely Planetによると、このパレスは1550年ころにマドゥライのNayak(王様)たちによって作られたものですが、17~19世紀にThanjavurで栄えたMarathi語(マハラシュトラの言葉)の王国(Thanjavur Marathi Kingdom)も改築に関わったようです。
まずランチ中もあいてるWatch Towerへ。ほそーいらせん階段を恐る恐る登っていく。
下の階から見上げているガキ |
前はいちばん上まで行けたのに今はコンクリ固め。。。 |
おそろしい階段 ひとりずつしか昇り降りできない |
眺めはこんな感じ。 |
外からみたWatch Tower私たちは5階くらいまで行ったのかな? |
14時にパレスの中に入れるというのでそれまで他の施設へ。全部別料金になっているのは私たちのようにランチタイムを知らない人からぼったくるのが理由だと思う…と、どうしても思ってしまう自分がいる。
くだらないミュージアムで唯一、ほしいと思ったもの。Raja(王様)の靴 |
いつもインドのミュージアムで思うのは、ちゃんと管理すればもっといい施設になるのに、ということ。日本のミュージアムが特別展で出すのに大金積んで借りるようなすばらしいアイテムの数々が、ほこりと色あせでカワイソウな感じになって、ドサっと乱雑に置いてある、というのがインドのミュージアムの常。もったいないわぁ。ちゃんと保存する気、あるぅ?
この部屋がなんなのかわからずじまいでした。 |
Rajaの玉座。なんか、さみしい。。。 |
アーチがきれいな中庭もアイスのゴミだらけ |
Durbar Hall…かな?王様が謁見したところ |
鮮やかな色彩がほどこされたホール。真ん中に王様が座ったんですって。写真には見えませんがこの左側から下をのぞくところがあって、王様のヒミツの通路が見られます。6キロに及ぶ長いもので、パレスとお寺をつないでいたらしい。
写真ではわからないけどホントきれいだった |
中には色をつけていないところも。こっちの方が私は好きだな |
ホールの脇。石像がたくさん並べてあります。ヒヤッとした石の感じがうれしい |
マジ、こんなの日本の美術館じゃなかなか見られないよね。外にむき出しだけどさ。。。 |
インドの仏像。 |
さっきの反対方向から |
さて、こちらがメインのパレス部分。Bell Tower(?)に登ってみる。これまたほそーい階段で、途中まで登るのが可能。こちらは武器を保管した場所だそうです。
アートギャラリーの中もキレイに彩られてる |
ブロンズコレクションもなかなか…でもディスプレイがね。 |
ステキでしょう? |
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さてさて、パレスの観光も終わり、本日のメインBrihadishwara Templeへ。途中休憩してりんごジュースをガブ飲み。この日の気温、かなりありました。地元のEも今日は暑いねと言っていたくらい。
Brihadishwara Templeは1010年にチョーラ朝帝国を築いたRaja Rajaが作った、シヴァ神をまつるお寺です。(そういえばなんとなくくせでヒンドゥ教のPlace of worshipはお寺と言っているけれど、神様だったら神社じゃんね?)チョーラの寺院建築様式のお手本というかいちばん有名なものとして認知されているようで、地元ではThe Big Templeと呼ばれているのだそう。
ひとつ目の門。お堀(?)に囲まれていて要塞みたい |
ふたつ目の門。両脇に神様が従えているのは阿吽の像みたいよね。 |
インド仁王。ちとかわいい。 |
このふたつ目の門以降は靴を脱がなくちゃいけません。ハンピに行ったとき遺跡のすばらしさと同じくらい耐え難い石の暑さにげんなりしていたのですが、夕方前だし人が歩くところにずぅっと麻袋が並べてあったので助かりました。巡礼者想いね(観光客想い?)。
あっちなみにこのお寺に入るのは無料でした。日本だと著名なお寺に入るのにいちいち500円とかかかるけどね。本当に毎日お祈りにやってくる人が多いからなのかも。
ナンディ |
このナンディというウシさんはシヴァ神のお寺には必ず寺院のほうを向いて座っているそう。このバカでかいナンディは3メートルの高さがあり25トンの一つ岩でできているのですが、成長しているというウワサがあるそうです。台座にひびはいってたから、ウソでもないかも(?)。
15日に一度この像を「洗う」というセレモニーがあり、そのたびに多くの人が訪れるんだって。ミルクやサンダルウッドの入った10種類以上もの液体で洗い、お花やサンダルで「メイクアップ」するというもの。何時間もかかるんだってさ。
ナンディを見たあとにメインのお寺へ。お寺によってはヒンドゥ教徒でないと入ってはいけないというところも多いのだけど、ここは特にそういった制限はないようでした。
でも入ってみてびっくり。列が、動かん。。。。5分くらいでちゃちゃっと終わって出てこられるかと思ったけど、人がぎゅうぎゅうに並んでいる中で汗をかきかき、のろのろ~っと動いていたのでかなり精神的力が試されたかも。途中でなんか無性に泣きたくなったし笑 だって岩盤欲みたいに汗が出て腕がピカピカしてるんだもん。神様のパワーかなぁ。
ご神体(?)はシヴァ神の像ではなくってシヴァ神を意味する黒い石柱、リンガでした。
えっ?今回もちゃんとついてきましたけど? |
人の大きさを見ればこの建物の大きさがわかる |
エジプトのピラミッドと同じように、一体全体どーやって石を運んだのかというのは研究者や数学者の興味の的だそうで。だって一番上のとこなんかこれまたひとつの岩からできてるそうだけど、66メートルの高さだよ。ゾウさんがかりだされ、遠いところから下に何かしいて持ってきたということなんだけど、あそこまで持ち上げるのはどうやったんだろ。
お寺を囲う塀の内側にはこんな鮮やかな絵柄が。 |
メインのお寺以外にも敷地内にはシヴァ神の子どもたちをまつるお寺などがあります |
夕陽を背に浴びて |
ヘビの女神様?結婚運を上げてくれるらしい |
自分でも認めるのはいやだけど、汚らしい観光客のようだ。 |
断っておきますけど、首に巻いてるのはタオルじゃないですからね。
これまたカワイソウなプレートですが、世界遺産の証拠! |
いやぁ、もう、ホントステキでした。マドゥライのMeenakshi Templeのようにド派手に彩られた寺院もタミルナドゥっぽくて好きだけれど、色のついていないものは彫刻の美しさにかかってるから、それがわかるこのBig Templeにはホントうっとりしてしまいました。さすが世界に認められた遺産ですよねぇ。1日見てても飽きないと思う。
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さぁてそんな観光も終わり、Eのおうちに行くことに。
ところが親戚のお姉さんが加わり、ジュエリーショップに寄り道。
今日は疲れたのでここまでー。
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