2012年7月6日金曜日

光り輝く島 (2) Un-electable Elective Class

こんばんワニ。



今日ヒマなので(まだ授業のスケジュールが出来上がってない)MBAのオフィスで新聞を読んでたらこんな記事がありました。




スリランカ:15,780名のタミル人が未だに行方不明
赤十字国際委員会(ICRC)は、2011年の調査によると内戦後の北スリランカでは依然として15,780名のタミル人が行方不明であると発表した。
このうち、751名は女性である。 
しかしICRCは実際の行方不明者数はこれよりもはるかに高いだろうと推測している。この報告書が赤十字に報告されたケースのみの統計結果だからである。
2010年にスリランカ北部でのICRCオフィスを閉鎖しコロンボからの活動に絞るように指示があってから(たぶん、政府から)、行方不明者の捜索活動は困難なものとなっている。
ICRCの人道的な活動には制限がかけられている、と報告書は述べている。難民への支援活動も断念せざるを得なかったことが何度もあった。
報告書によると、「スリランカ政府は避難民再定住地での赤十字の活動を制限している。また、水資源確保のための活動を禁止し、ほかのプログラムのモニタリングも阻止している。」 
ICRCは政府の一部このような制限をかいくぐって活動を続けている。SLRCS(スリランカ赤十字)とのタイアップである。
 SLRCSと共にICRCは64の反政府軍人拘留所を訪れ、17,741名のタミル人と面会を行った。このうち5,057名はSLRCSとICRCを通じ家族との面会が実現した。


こんな比較はもちろんよくないのですが、15,000人というと東日本大震災の死者(2012年6月現在)と同じくらいです。そんなにたくさんの人が未だに行方不明だなんて。

そして政府がいちいちジャマをするのは、捜索によって政府軍の非人道的な悪行の数々が公になるのが困るからでしょう


…とスリランカ政府の悪口ばっかり言うつもりはないですよ。LTTEだって悪いことしていた(ような)のだから。


すんごい余談だけど、出身のつくばにはスリランカ料理を食べられる小さなレストランがあって、そこで食べたしょうがの効いているカレーを食べて「スリランカカレーっておいしい<3」と思ったものです。それまでカレー=北インドカレー(ドロっとしたタイプ)だったからね。その後タイカレーや南インドカレーに出会ってカレーの世界は果てしなく広がったけれど。

今もあるのかなと思ってググってみた。あるみたい

でも、改めてメニューを見てみるとナンとかラッシーとか、北インド化されてる感が否めない。

今度また行ってみよう。


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てなわけで、今日もけっこうヒマでした。




ここで書いた運用管理のクラスが実は全MBA生徒合同のクラスでしたというのが昨日判明して、おととい初回クラスやっちゃったよというのも判明して、「うちの学科は聞いてないですけど!」とプチ切れ。で、昨日はスケジュール確認して受講。


今日も同じクラスが午前中にあるよと言われて、教室になる通称MBA Hallに行ったら、修士1年目のMBAがオリエンしてる。しかも担当教授はフツーに座って参加している。事前に連絡してくれ。


と、いうことでオリエン用に準備されたティーをパクり、MBAオフィスで新聞を読んで時間を過ごしたのでした。。。

というのが午前中。




午後、学科の(仮)教室(←まだ受講する場所が決まってないんですよ…ありえない)に行ったら誰もいない。スタッフに聞いたら「指示を待って」と言われたけど、念のため別のスタッフに聞いたら「運用管理のクラスに行ったよ」とのこと…


午前中クラスが持てなかったので教授が気をきかせて午後にやってくれることになったんだろうと思い、汗をかきかき小走りで向かう。


MBA Hallに行くとみんな勢ぞろい電話くらいしてくれよ

ところがその直後、私の名前を覚えられないガンディ思想の学科長が1年目の生徒を引き連れずかずか入ってくる。どうやら、この時間はこのホールが使えないらしい。


結局、運用管理の教授は現れず私の小走りを返してくれ




こういうゴタゴタってインドにいるなぁってしみじみ感じるし、もうだいぶ慣れたと思っていたのだけど、やっぱりダメだわ。イライラしちゃう。




ここで話した選択科目の件。「選択科目」なんだから、この選択肢の中で選ぶ分には何も問題がないと思ってた。のだけど。クラスメートは全員「カウンセリングとガイダンス」を受講すると言っている。でも私はそんなよくわからないクラスを受けるのはごめんなので「N教授がかまわないのであれば私はうちの学科からひとりでも受講したいです」と昨日学科に伝えました。


ところが今日、学科で呼び出される。なんだろうと思って行ってみると「問題があってね」と言われる。私は「選択科目」の時間はどの学科も同じで、だからこそ「選択科目」なんだと思っていたのだけど、他のクラスメートと私の選択科目の時間が違うので、他のクラスのスケジュールが立てられない、兼ね合いがつかないとのこと


なんじゃそりゃ。


他の学科のMBA生徒は選択科目を選択できなくて、あらかじめ5つの中から学科の選んだものを受講すると聞いていたのだけど、その理由がわかった。他のクラスとスケジュールが合うものだけ受けさせるってことね。。。


じゃぁ最初から選択科目なんて言うなよ




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これも先日の話の続きですが、Kはホントに追加泥だんごを持ってきました。


でも何か、しみじみと泥だんごを眺めながら食べていると(今回は10個くらいもらった)、これっておいしいのかもしれないと思ってくるのです。不思議ですね。


考えたら初めて食べる納豆がおいしいわけないし!でも私納豆大好きだし!



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あと、余談ですが、今巷で話題の「ヒッグス粒子:Higgs boson」はPeter Higgs博士が提唱した理論に基づいているということはニュースで散々言っていると思うのですが、私はこのbosonっちゃ何ね、と疑問に思っていました。ただの粒子ならparticleと言えばいいわけなので。


そしたらいいタイミングでこんな記事が。


理系じゃないので間違っても粒子についてここで書こうなんて思ってませんが、つまるところbosonというのは粒子のタイプで、インドの物理学者Satyendra Nath Boseが提唱した理論に基づいているんですね。


Boseはイギリスの学会誌に発表しようとしたけど断られて、ちくしょうと思って同じ論文をアインシュタインに送ったら、アインシュタインは「これはすごい」を彼の理論を絶賛。彼の理論を元に二人連名でドイツの学会誌に発表。その際にアインシュタインはこの粒子をBoseにちなんでboson(ボース粒子)としたんだそうな。


ということで、ヒッグス粒子は厳密にはヒッグスボース粒子…なんじゃないの?笑


この記事はそのあと、インドの科学者はなっかなか世界に認めてもらえない、認めてもらえるのは米国等に帰化したインド系科学者ばかりだと嘆いています。大変なのね。(でもゼロを発見したのもインド人だよというのは強調している。)






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