2012年11月19日月曜日

改名 Yet Another Wedding

こんばんワニ。


この色の組み合わせ、すき。

海外にいると
よく名前を間違われます

「トヨタさん」とか「スズキさん」とかだと
会社と結びつくので覚えてもらえなおかつ発音もきちんとしてもらえる
と思うのですが。

私の名前は
「クラバヤシ ミワさん」

どうしても、苗字がきちんと読んでもらえない
最後まで読んだこと自体を誇りに思ってんじゃねーかと
いうような人さえいる。

でもね。

下の名前はStraightforwardだし
分かりやすいと思ってた。

けれど、
インドに来てから下の名前も間違われるようになった

クラスで毎回みんながクスクス笑っていたのが
私のことを
マイワ」と呼ぶ教授と
ミワミ」と呼ぶ教授。

名前を覚えてくれない教授もたちが悪いけど
間違われるのも気にくわない。

勝手に改名しないでください

両親にもらった大事な名前なのだから。

まぁ、怒りはサイドに置いておいて。

この「ミワミ」と私のことを呼んでいた教授は
ガンディ思想Gandhian)の教授。

この人すごくめんどくさくて
私が海外から来ているからなのか
やたらと怪しげなイベントに招待してくるんですよ。

前もMaduraiでのナントカ会議に来いだの、
最近もKodaikanalでのYouthイベントに来いだの
言ってきて。

(後者は私年齢制限越えてたんだけど苦笑)

誘っていただくのはありがたいのですが
ハッキリ言って自己啓発の類のイベントはまっぴらごめんなんですよ

少し前にキャンパスを歩いていたときに
向かいからこの教授が来て
バイクを止める。

いつもこのパターンで何かに誘われるので
やべぇと思ってしまったのですが、

「今度私の息子が結婚するんだ
結婚式に招待するからぜひ来てほしい」

…うぅむ。。。

11月って期末テストの時期じゃんと思ったんだけど
日曜だし、
わざわざ招待状持ってきてくれると言うので
「行きません」とは言わず。

でもそのあとなーんも音沙汰がなく
常になるべくこの教授は避けるようにしているので
招待状をいただくこともなく、
行かなくていいかもとか思い始めた矢先

奨学金申請の書類でバタバタしていた2週間前。
寮のお金のことで事務所に問い合わせていると
同じ寮のP(Bernalくんの妹)がやってきて
「教授が呼んでる」と言う。

見つかっちまった


この事務所の向かいが

Museum of Constructive Programme of Mahatma Gandhi
という場所なんですね。

そこにいた教授に見つかったというわけ。。。

で、行ってみると
上記Kodaikanalのイベントと、招待状の話で。

Kodaiの話はきっぱり断ったけど
招待状はとりあえずいただくことに。

こちらでは結婚式の招待状は基本手渡しと決まっていて
招待状の封筒には招待客の名前を書いています。

で、すでに私の名前が書いてある封筒があんのかと思いきや

「名前のスペル教えてもらえるかな」
と教授。

やっぱ知らないから余計な「ミ」がついてたんだろうか

「M, I, W, Aですけど」

あぁ、ミワね

そうです、それが私の名前なんですよ
ミワミじゃないですよー


 ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  


と招待されたはいいものの。

うだうだ続いているやら頭痛やらのせいで
これっぽっちも行く気にならない。

今朝、一応早起きしてみたものの
イ、イキタクナイ…」
と切実に思う。

しかし今後またキャンパスで会った際に
何で来なかったのかと聞かれて
具合が悪かったんですと言うのもなんか
ウソくさく聞こえそうなので
ちょっとだけ顔出して帰ろうということにする。

しかし肝心の場所がよくわからないので
(招待状にはChinnalapattiのバス停の近くと書いてあるものの)
Pに一緒に行っていいか聞いてみる。

「8時15分か30分くらいに出発するから
一緒に行こう」

いやぁ、ありがたい。

で、結局出発は9時笑
(ちなみに私は9時までぶっ倒れてたのでこれもありがたかった)

Autoを呼んでChinnalapattiへ。
ホント、バス停の目の前だった。

こちらの結婚式は
新郎新婦へのギフトか
小額のお金を渡すという習慣がありますが
なーんにも準備していなかった私は
誰かのお金封筒に一緒に入れさせてもらおうと思っていました。

(この封筒っていうのも
どこでみんな買ってくるのかわかんないけど
小さい茶封筒みたいなものなんですよね)

という旨をPと彼女のルームメイトに伝えると
あなたはまだ学生だから気にしなくていいわよ
(Pとルームメイトのひとりは博士号過程=scholarで「学生」ではない
もうひとりは音楽の先生

…あ、そうですか。

まぁ、新郎新婦個人的に知ってるわけじゃないし。
まぁいっか。

いやはや。
会場についてみたら。

Chinnalapattiでやるなんて規模が小さいな!
とか思ってしまっていたのだけど
実はでっかーい会場
800人ほどのゲストが所狭しと座っている。

結婚式の式自体は終わっていて、
ゲストが列に並び
新郎新婦にギフトを渡して写真を撮るのを待っている。

私たちもいったん会場に座ったのだけど
「朝ごはん食べてください。なくなっちゃうから」
と言われ階下の食堂へ。。。

なんだかうちの大学をそのままここに持ってきたように
どっちを向いても大学関係者。

大好きな教授も大嫌いな教授も
みんな座ってむしゃむしゃ食べている。

カウンセリングの講師はなぜか
Tシャツにジーンズ。

以前からこの人は授業でもジーンズで
何考えてんだと思っていたけど
結婚式にTシャツって。。。

あと、ジーンズ生地のシャツにジーンズはいてたとき
あれも許せなかったわぁ。

なんだか知らない人も
私のことを知っているかのように声をかけてくるので
ホントに私この人知ってるのー?
それとも熱で忘れてるんだろうかと思った。

で、まぁ一通りご飯をいただき
再度会場へ。

やたら海外からのお客様もいらっしゃる。
コネが広いのかしらね、この教授。

列がやっと短くなってきたので並ぶ。

写真を撮る。

かわいらしい花嫁さんにおめでとうございますと伝えると
花婿(息子)の隣に立っていた教授が
彼女は日本人なんだ」と言っている。

いや、それ必要なコメントなわけ?

なぜかくりかえし新郎新婦に伝えている。

息子さんにもおめでとうございますと伝え
教授にもおめでとうございますと言って
とっとと帰ろうと思っていると

握手のために手を差し出した教授

「来てくれてありがとう、ミキ

だ、誰よ


おみや

帰りがけ、会場の入り口で受付の人がバッグを渡している。

こちらの結婚式でお持ち帰りのおみやげ(?)
というのは見たことがなかったので
へぇ、こんなのもあるのねと思う。

でもよく見てみると
新郎新婦の名前がばっちり書かれ
結婚式の日取りや教授の名前まで記載があるという。

後日ものすごく使いづらいバッグであります。

余談だけど
息子さんはガンディ思想どころか
シンガポールでエンジニアの仕事をしているらしいです。


中身

で、何が入っていたかというと。

ココナッツ笑

四角いパックは食後にむしゃむしゃするミントのようなもので
ビンロウBetel nut)です。





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