2013年4月7日日曜日

2 Priceless Cakes (続)節目

こんにちワン。


昨日(土曜日)に三十路の大台にのっかったみわです。

メイルやFacebookでのたくさんのメッセージありがとうございます。


ヘコむことがいくつかあったのですが
まぁよしとします。


さて。

元同僚でこれまた私が心底尊敬しているFさんが
20代最後に何かしたほうがいいんじゃないと
(Fさんの場合は浅草でサンバを踊った。)
言われたので、
30になる前に何かしよう!と思っていたけれど
結局そんなこともなく
時計が20時半(インド時間)をつげると
日本では0時。

独身でうんぬんかんぬんはこの前書いたけど

その時間に何をしていたかと言うと、
圧力鍋貸してました。笑

部屋にパタパタと聞き覚えのあるサンダル音がやってきて
(最近はノック音以外にサンダルの音でも誰か予想がつく)
部屋にずかずか入り込んできたのは
案の定マニプーリシスターズお姉ちゃん。

ご飯炊くから圧力鍋貸して!

何でも、使ってる圧力鍋でチキンをこしらえたので
お米を炊くために別の鍋がほしいそう。

いつも台所用具貸し借りはよくあるので
よく考えずにどうぞと渡す。

姉「もう料理終わったの?」

私「(オートミールで済ませようと思ってたのでちと恥ずかしい苦笑)
まだだけど、すぐ済むから大丈夫。
ご飯なら20分しないで終わるでしょ」

姉「じゃぁ先に作りなよ」

私「いいよ。待つから」

というのが20時半ころの会話。

21時をすぎても圧力鍋がかえってこない。

まぁ、私のってデカいぶん
(ひとり分しか作らないのに寮でいちばんデカい圧力鍋を所有している笑)
火が通るのに時間かかるしなぁ。

と思ったけど。

うーん。。。

彼女たち、いつも3人分(シスターズとイトコちゃん)
作っていて、圧力鍋はひとつしかないにしろ
3品くらいきちんと作ってるし、
何で今日は必要だったんだろう。

そういえば、以前に圧力鍋貸したのって…

まさか。。。

と思っていたらイトコちゃんが圧力鍋を持って戻ってくる(21時半くらい)。
まだほかほかの鍋。

イ「ごめんね、遅れて。怒らないで」

私「別にいいよ。大丈夫」

そのあと私の調理はさくっと終わったのだけど
(オートミールあっためるだけだしね…)
鍋を洗っていたら不思議なことに気がつく。

がんこなすす汚れ

Kerosene stoveの特徴としてすす汚れは当たり前だけど
お米炊いてこんなについちゃうのってなかなかないので
やっぱりまさか、と思う。


そして
まさかがやっぱりになった23時56分。




手づくり

やっぱり。。。<3 

彼女たちの圧力鍋はちと小さいので
クリスマスに彼女たちがケーキを焼いたときには
私が置いてった圧力鍋を使ったんですね。

焼き方(蒸し方)はこのへんで説明済み


ちょっと期待しちゃってた自分が恥ずかしいけど
本当にお祝いに来てくれた彼女たちに大感謝。


キャンドルがないからマッチですけど。ドンマイ。


さて、それではきちんとインド式にお祝いしましょう。

すっぴんでごめんなさい


ふー!

Happy Birthdayの歌は万国共通(ウソ。でもインドは同じ)。

ただ何かスピードが遅いです。

歌に合わせてキャンドル(もしくはマッチ)を吹き消す。


カット

切るのは誕生日本人の役目。





First bite...

こうして本人がまず食べさせてもらいます。

おわかりのように手です。もちろん。

フォーク?冗談じゃない。


ほぉれ、お食べ

このあと、お集まりの友人に食べさせてあげます。


お約束

このあとクリームを顔につける(つけ合う)という儀式
があるのですが

30代のお肌にバタークリームはオイリーすぎる

と勘弁してもらいました笑

まぁ、でも、
アーユルヴェーダとかギー(バター)顔にたらすよね。
一緒?笑


最後の

ここでお祝いするのは最後の誕生日
のはず。


実は土曜日はMaduraiにお買い物に行こうと予定していました。
けれど前日(金曜日)になって一緒に行くKがバックれる。

「ストレスがたまっていて…」

「土曜日授業があると思ったから…」

「かわりにDindigulに行こう」

と、私の意向を無視したことばっかり言ってくるので
ふざけんなと思って

もういいから!祝う気ないし!うちで論文やってな!


と言い放ったんだけど、その後も

「私がお祝いしたい気持ちは関係ないんだ?」

「私寮まで行くからさ…」

とうじうじと言ってくるので

あぁ、めんどくさいと思う(自分は心底イヤなヤツだと思う)。


でも夜が明けて気持ちも晴れたので
ちと言い方きつかったかなと思って
わびの電話を入れる。

K「誕生日おめでとう。I wish you many more returns
(幸せな誕生日がこれからも訪れますようにということです)」

私「いや、誕生日は来てほしいけど、もう年取るのはイヤだわ!笑」

と二人で笑う。

K「ねぇー、お願いだからDindigulまで来てよ」

と言うので、
まぁ、Kと過ごす誕生日も最後だろうし、と思って
行くことにする。

私「アイスクリーム食べに行こうか。おごるよ」




そのあとネットサーフィングをしている最中。

数日前からなんか頭皮の一部が痛いので
この間100均で買って持って帰ってきたヘアターバンで
しめつけちゃったのかと思ってたんです。

でも昨日なんとなくその位置をさわってみると
何だか水…膿?が出ている。

ひぃぃと思ってマニプーリシスターズの部屋へ。

Dindigulの皮膚科、どこにあるって言ったっけ?

イトコちゃんが頭を見てくれる。

彼女のリアクションっぷりを見る限り、あんまりよろしくない状態らしい
(鏡ではよく見えないんですよ…)

応急手当として、以前に彼女たちが
その皮膚科でもらったパラフィン(…?)を塗ってもらう。


今年は皮膚科かよ…と思いつつ
シスターズ妹になんとなくの場所を聞いて
Dindigulに出かける。

バス、暑い。。。。





そしてDindigul到着。

やってきたKの手には箱。



今度はキャンドルつきだぜー

来るなり、

私のバスでお祝いするほうがいいと思うの。誰もいないから。
アイスクリームパーラーには人がいるでしょ」

というトンチンカンなことを言い出すK。


と言うことで、Kが乗ってきたばかりのバスに乗車。

フツーのことであるかのようにケーキ箱をあけたところの写真がこれ(上)
バスのシートの上です。。。

Kがいつも乗っている路線なので
車掌さんもドライバーも顔見知りのよう。

ということで、
バスで車掌とドライバーに見守られつつ
二つ目のケーキのキャンドルを吹き消し
カットをしたわけです。。。

誠にプライスレスな状況です笑

Kと私と食べさせあい、
彼らにもケーキを食べてもらいました。

んで、そのころにはこれからバスに乗る乗客もいたので
ガキにケーキを分け与えました。

私たちなんてやさしいんでしょう
(配ったのは車掌くん)。


てんこもり

そのあとibacoへ。てんこもりのアイスを食べて心から幸せだと思う。


んで。

忘れちゃいけない皮膚科。

どうやらここの近くにあるということなので、
Kと一緒にクリニックを探す。

17時に整理券が配られるから
18時の診療前に行った方がいいってことだったのね。

ABMクリニックだと思ってたらAVMクリニック。

Kが見つけたそのクリニックは
なんと私の歯医者の隣

なんだよここかよ、と思う。

で、もらった整理券は「1」

たくさん人が待ってるのにどうして?と思う。

「前に10人くらい待ってるみたい」

とKが言うので
あぁ、11人目ということなのね、と思う。

そのあとKをバス停留所まで見送って皮膚科に戻る。

18時の診療開始前にたくさんの人が来ている様子。

つけられたテレビの映画を観つつ
待つ。待つ。待つ。

そのうち「ミワ」と聞き覚えのある声がして見上げると
なんと前学科長がつっ立っている

彼もなんか皮膚疾患があったらしい。。。

待つ。待つ。待つ。

18時はとっくに過ぎてるのに人が診察室に入っていく気配なし!

19時になり、待合室の一番前に座っていた男性が

(たぶん)「6時からって言ったじゃないか」とブチ切れる。

そーだそーだ、と思って心から応援する。

その後診療開始。

「15番までの人来てください」と言うので
立ち上がったけど、実はその15番というのは
朝待ってて診てもらえなかった15名だということが判明。。。

それが私の前の「10名」←じゃないじゃん
ということが分かる。

そのあと15分くらい待って
「あなた1番よね」と言われる。

そのあとまた診察室の前で5分ほど待ち
ようやく中に入れたのは20時前でしょうか…

こうこうこういう症状でと医師に伝えると

「髪の毛染めてない?」

シラミはいない?

と聞かれる。

いない、と思うけど…泣

ともかく、飲み薬と軟膏、
それに患部を洗うもの(塩化ナトリウム?)をもらいました。

飲み薬の中に私に効かなかったParacetamolがある泣

眠れないくらい痛かったら月曜に、
そうじゃなければ火曜日にもう一度来て」

だそうです。こんなに待たされるのはもうごめんです。




ということで
30代最初の日に皮膚科という
なんとも体の衰えを感じるようなスタートでしたが
何か思い深い1日でした。

帰りにはBaalaji BhavanAdai Aviyalを買って帰りました。
あぁ、おいしい<3

終わりよければ全てよしって感じ。


さて、大学院生活も残すところわずかですが
今年1年充実したものになりますように。

重ねてになりますが
たくさんのお祝いメッセージありがとうございました。




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