2012年4月9日月曜日

Uncountable Unforgettables (6) ファイヤーポット

こんばんワニ。




今日髪を切ってきました


インドでこれまで医者も歯医者もパスしたので、髪の毛切るってくらいどうってことないだろうと思ったし、暑いシーズンもはじまるしね。。。


ということで、歯医者に行ったあと(今日は2分間の処置のために2時間待ったさ)、髪を切ることに。


Dindigul在住の友人に「ビューティーパーラー」(カットやプチエステまがいのことができる場所)の場所を訪ねると、ちょうど歯医者と同じ通りにあるとのこと。しかしこちらの「歩いていける距離」は当てにならないので笑、Autoに乗ってそのパーラーの向かいにあるという病院に連れて行ってもらう。


…が、見つからず。


向かいにあるのは足を踏み入れるのをはばかられる「New British Bakery」←有名なMaduraiのBritish Bakeryのパクリ。


んで、いろーんな人に聞いて回るも、結論は「日曜だし今日はやってないんじゃないの」。。。そこで、日曜もゼッタイやってるとギフトショップ店主おすすめのビューティーパーラーへ(この時点でもう今日切ると決めていたのでどこでもいいやという感じ)。


…暗い。ミシンが並んでいる。ガキが騒いでいる。


「あのー…ビューティーパーラー探してるんですけど」


ここだよ!入って入って


…マジですか。。。


ミシンがたくさん並んだ部屋を通り抜けて通された小さな部屋には、まぁ、かわいそうな感じは否めないけど、美容室にありそうなセットが並んでいる。


髪の毛を切ってくれたスタイリスト(おばちゃん)は、お昼を食べてすぐだったんでしょうね。ハサミを操る右手からカレー臭


もう何でもいいやという感じで、突っ立っていたガキ(♂)をつかまえ、「こんな感じで」とお願いする。シャンプーなし、よく言えばドライカット笑 ざくざく切ること5分。


鏡をのぞくと、


もみあげがない…。。。。。


節子ちゃんおかっぱ。って感じかな。。。


まぁ、100ルピーだし。「新しいスタイル」ってガキには言われたし、「ウィノナライダーみたい」って寮の子には不可能なフォロー入れられたし、いっか。


(停電中でドライヤーも使えなかったので、髪の毛の切れたのが首にまとわりついたまま大学に戻ったのはさすがにつらかったけど←ムダ毛だと思われてたら泣く。




 ■  ■  ■  ■  ■  ■  




さて、ちと時間が空いてしまいましたがファイヤーポット祭りの続きを書きます。


朝起きたらヤギのショックから立ち直る時間もなく、2日目の工程がはじまる。






昨日の大騒ぎとはうってかわって、静かなお寺。






朝水あびをする場所に移動中、「ココナッツ、ほしい?」と聞かれ、朝飯前、朝風呂前のココナッツジュース。


真ん中に写ってる彼がちょっとイケメンだなーと思ったら、子持ちのパパさんでした。


水あびにかなり時間がかかり、気がついたらもうランチタイム。朝ごはんポンガルかと思ってたのにどうしちゃったんだろうと思ってたずねると、私がグーグー寝てる間に食べてしまったとのこと。そうですか…。。。


食べたくないと言ったのだけど、「せっかくあなたのために用意したのだから」と言われ、ぐっとこらえてチキンカレーをいただく。たぶんマトンは外で処理されたのが私には危険と判断されたのか、食べなさい攻撃はなかったです。ただ、親戚の人は私と会うのが初めてだし、私が食べる様子をおもしろそうに飽きもせずじーーーーーーーーーーーーーっと眺めていたので、胃が縮んだ気がする。


このあと、ベジタリアンランチもいただくという話だったのだけど、ちょっとネムい…と思ってマットレスを敷き横になると、再びグーグー。汗が滝のように流れるけれど、疲労とショックで(?)起きるパワーゼロ。


さすがに暑いと思って目を開けると、15時過ぎ。


16時からファイヤーポットのfunctionがあるとのことなので、汗をふきふき待機。



 ■  ■  ■  ■  ■  ■  





どうやら、ファイヤーポットをお寺に奉納するのは各家庭ごとにやるらしく、早々とはじめた人たちが村内を歩き始めました。






楽隊つきのグループ。





おっちゃんはいるけど、あれ?ポットの人がいない。。。







Veelinayakenpattiファミリー代表のRが黄色い衣装に着替える。


(最近Dr. Teaというダイエットティーを飲んでいるはずなのに効果が表れていない感じ。)





まずはお寺の脇で水をじゃぶじゃぶかける。




日本でお寺・神社の前に清めるのと似たようなものでしょうか。でもなんかこの水ニオうよ、と思ったら、ターメリックが入ってるのだそうです。







ファイヤーポットが置いてある祭司の家に行く。各ファミリーが押しかけ、待機。


中で祭司がひと通りお祈りをしたあと(たぶん)ファイヤーポットが授けられる。





Rもポットをもらいました





家にいったん戻り、火をつける。


油を注いで、豪快に燃えてます。







家の代表Rは花輪をたくさんかけてもらい、またターメリック水をじゃぶじゃぶあびて再度出発。


ファイヤーポットは陶器だと思うのだけど、その下にニームの葉を少し敷いただけで、素手で持ってます。暑そう。。。。






親戚たちが指笛をふき、ダンスをしながらRとポットをお寺に導いています。


このダンスは男性のみ。女性はRについて歩いています。 





ポットに油を足している。暑いってば。


やはりポット部隊はお寺の周囲をぐるりと回り、お寺にポットをおさめました…、と思う。途中からおうちのおばあちゃんと一緒にゆっくーり歩いてたので、重要なとこはみてません苦笑






昨日真っ白だった祭司。


ポット部隊は堂内で再度お祈りをしました。



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このあと、どうしても今日中に帰りたいと伝えると、村のバスはかなり便数が少ないので、車で近くの町まで送ってもらえることになりました。しかしその道中すんごい嵐。大雨、雷の中、なーーーーーーーーーーーんにもないところをずんずん走る車。雷おっこちても不思議はないんじゃないって思ったくらい。


バス停についてみれば、Dindigul直通のバスは30分待っても表れず。


てなことで、その町(名前忘れた)→MaduraiのPeriyaバス停→MaduraiのArappalayamバス停→Chinnalapattiとバスを乗り継ぎ乗り継ぎ、帰ったのでした。寮に着いたのは11時。すでに寝ていた寮母を電話で起こしてカギを開けてもらう。


次回は事前に教えてちょうだいね怒」


…スミマセン。



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ポット奉納が終わってひと安心のファミリーと親戚たち。




何度も繰り返してウザいと思いますが、再度。


このお祭りに関しては主観的にずばずば書いたけど、彼らの文化を否定するつもりはないです。ただ、自分にはtoo muchな要素が多すぎました。最後まで見届けるのもコワかったくらい。


でもこんな豊かな文化が残っているなんて、すごいなぁと思う。






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